すき家で肉(29日)に何かが起こる? [時事]
すき家でストライキが起こる、そういった噂が流れています。
これはツイッターのものですが、「#すき家ストライキ」というハッシュタグを確認すると、確かに拡散していますね。
5月29日の「肉の日」にストライキをやるんだ、ということで拡散しているようです。
拡散元はSNSか2チャンネルでは、といった話です。
ストライキとは、一定数の労働者が同時に労務を停止することを言います。
簡単に言うと、「みんなであえて働かない」ということです。
もちろん、ただ働かないのではなく、労働条件をもっとよくしてほしいという交渉ですね。
組合員は罰せられることはありませんし、損害賠償も受けない、使用者はストが理由で不利益な行いをしてはいけないとされています。
ちなみに公務員には当然その権利はありません。
しかし、実際はストをしたら、目は付けられると思います。
小規模の会社では、まず行えない行為ですね。
実際に棄却されましたが、こういった事例もあります。
「三和サービス事件」 技能実習生5名 が2日間にわたって仕事をボイコットした。
その為、取引先から仕事の依頼がなくなり廃業に追い込まれたという理由で、会社が実習生らに約2750万円の損害賠償を請求した事案。
→請求棄却
ストライキの方法は
1)労働組合を結成する(又は入る)
2)労働条件向上を目的としてスト権を確立する(組合員で直接無記名投票を実施して有効投票の賛成過半数で確立)
3)事前通告する(しておいた方が無難。直前でもOK)
だそうです。
器物破損や暴力行為を行った場合は犯罪となります。
何をしてもいいというわけではなく、労働者の正当な権利として行うわけです。
また
「労働組合が結成されていない職場において、任意の労働者集団が一定の要求を掲げて争議行為を行った場合、(略)そうした争議行為の正当性を否定するのは困難であろう。」(西谷敏「労働組合法(第3版)」428頁
ということもありますので、注意しましょう。
ただ、実際の所はSNSなどで盛り上がっているだけで、実際にストは起こらない、広まっているだけという意見が強いです。
5月29日にすき家に行くのもいいかもしれません。
ブラック企業で無理をして精神疾患まで至る位なら、社会保障費を考えると生活保護になった方が良い、といった意見もありました。
確かにうつ病などによる経済的損失は15.2兆円だといいます。
最終的には自分で考える必要がありますが、余裕がある内に対策は行いたいものです。
2014-05-25 11:00
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